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実績紹介

病院 看護師様向けセミナー

急変対応アドバンスコース(病院看護師様向け 他)

2024年3月19日・4月8日の二日間にわたり 大網白里市立国保大網病院様で「急変対応アドバンスコース」を開催しました。

2月・3月に行いましたベーシックコースに引き続き、勤務時間内の午後3-5時の2時間を使い 今回のアドバンスコースも2回に分割して2日間受講いただきました。

今回は人数が6名に限定されていること、そして2時間x 2回に分割されていることから、いつもよりじっくりと よりインタラクティブに講義を進めることができました。

3/19のアドバンスコース前半では、まずはベーシックコースの内容の復習を行いました。理解度について 一人一人に質問をしながら確認していきました。前回から10日しか経っていませんでしたが、皆さんしっかりとベーシックでの受講内容を振り返っていただいていたようで、とてもスムーズに進行することができました。

その後 心肺蘇生のみでなく、心停止に至る前の異常の捉え方について、Rapid Response Systemで活用されている生理学的測定項目の具体的な数値を提示しながら、その値が出現する理由とその中での優先度、またその異常値が出現した場合のその場でできる対応について解説を加えていきました。「ショックの際になぜ頻呼吸になるのか」といったやや難しい病態生理の話をする場面もありましたが、タイミングよく重要な質問をいただいたことで なんとか理解してもらえたのではないかと思っています。

さらに 病院にある除細動器について、モニターとしての使い方 およびAEDモードの使い方を実演し、実際に使用してもらいました。これは実際に除細動を行うためには心電図の波形が出せる高度な人形でないと放電できないため、今回は使い方のみとなっています。最後に挿管の介助方法についての要点を説明して終了しました。

4/8の後半は2時間ずっとシナリオ訓練を行いました。

さまざまな状況設定を行いながら、BLSの中での胸骨圧迫、AED、人工呼吸の順番を考えていただくだけでなく、医師への報告、2分おきのパルスチェックと除細動の判断、4分おきのアドレナリン投与、そして気管挿管のタイミングを考えていただきました。その後は さらに家族への連絡、転送の準備なども考慮していただいています。症例によっては自己心拍が再開し、その後の対応を確認したりしています。

夜間の限られた人数の中で「なかなか医師が到着しない」という負荷をかけながら、突然の胸痛や食事中の急変、装着している心電図モニターが変化、などなど さまざまな状況にリーダーとして対応いただくことで、頭をフル回転させてもっとも効果的な蘇生に近づけることができるようにトレーニングを積んでいただきました。そしてシナリオ毎に振り返りを行いながら、メンバーの疑問点を解消していきました。

次回5/9、16は院内から模擬受講生を募り、模擬セミナーを開催していただく予定となっております。

弊社では、病院・介護施設・クリニックの看護師様 メディカルスタッフ様向けに、「心肺蘇生ベーシックコース」「急変対応アドバンスコース」「心肺蘇生指導者養成コース」「シナリオ訓練コース」といった4つの基本コースをご用意しております。各現場の環境や状況に合わせて 内容は柔軟にアレンジいたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。

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