地区部会研修 急変対応セミナー(看護師様向け)
2024年2月15日 千葉県看護協会船橋地区部会研修にて急変対応セミナーを開催しました。
今回の開催は、一通のご依頼メールがきっかけでした。
「高齢者の入院患者が増加する中で DNARを希望する症例が多く、病棟看護師が急変時対応を経験する機会が減少しております。そのため、自信を持って急変時対応ができるようになるための研修を開催して欲しいとの声が地区の看護管理者から挙がり、その中で『是非、講師を貞廣先生にお願いしたい』と希望する声が聞かれ、今回の依頼に至りました」
こういったご依頼をいただき、はじめて地区部会の研修講師としてセミナーを開催させていただきました。
講師が一人であることから、講義/実技を中心とした構成で 蘇生人形を最大5体まで、そして各人形に補助の指導者をつけていただく、さらに受講生は人形1体につき4-6人まで(全体で20-30名まで)としたい、ということでお願いしたところ 快諾いただきました。ただし最終的には50名の応募をいただく形となり 結局30名まで絞り込んでいただいたようです。お断りしてしまった方々には大変申し訳なく、また次の機会があればぜひご参加いただければ嬉しいです。
当日は病院や施設など様々な職場環境の看護師様30名にお集まりいただきました。
いただいた2時間半のセミナー時間で、まずはベーシックコースの講義と実技の背景知識をしっかりお伝えし、その後 各人形についていただいている5名の指導者の方々にご協力いただき受講生全員に実技指導を行いました。
指導者の方々と十分な打ち合わせの時間が取れませんでしたが、日頃から自分の施設で指導をされている方々でしたので安定した指導をしていただきました。時間の都合上、シナリオ訓練を何度も というわけにはいきませんでしたが、自分の病院/施設で行動する際に考えなければならないポイントはお伝えできたのではないかと思っています。
以下 ご参加者様の一部お声をご紹介します。
・教科書に載っていない豆知識や根拠などを説明してくださり、参加させていただけた意味があったと思える内容でした! とても楽しかったです! ありがとうございました!
・今までの講習では聞いたことのないような2人での人工呼吸法など有意義な知識を得ることができたため、自身の病院でも共有したいと思いました。
・とてもわかり易い講義をありがとうございました! なぜこの方法でやるのかの根拠を知ることができためになりました!今後に活かせそうです!
・今まで一般的な急変対応の講義を聞いていて曖昧な理解で終わらせていた部分がありましたが、今回の講義で身につくための訓練ができ、自信になりました。わかりやすい説明をありがとうございます!
・資料も説明もとても分かりやすかったです。説明の合間に実技を挟んで頂けたおかげで説明と行動の理解が結びつきやすかったように感じます。
多くの人数でのセミナー開催という貴重な機会をいただいた、船橋地区部会の皆さまに心より感謝申し上げます。
弊社では、病院・介護施設・クリニックの看護師様 メディカルスタッフ様向けに、「心肺蘇生ベーシックコース」「急変対応アドバンスコース」「心肺蘇生指導者養成コース」「シナリオ訓練コース」といった4つの基本コースをご用意しております。また、今回のように 各現場の環境や状況に合わせてアレンジした急変対応セミナーも開催可能です。内容は柔軟にアレンジいたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。