急変対応アドバンスコース(病院看護師様向け 他)
2024年5月13日 医療法人社団誠仁会 みはま病院様にて「急変対応アドバンスコース」を開催しました。
今回は、高研のセーブマンプロを用いて 心電図波形を出し、実際に喉頭展開などを行いながら以下の講義/実技を行いました。
・ベーシックの振り返り
・RRSの出動基準を用いて、その値が出現する理由とその場でできる対応について解説
・除細動器のAEDモードの使用方法の確認
・挿管の準備と介助の方法を「なぜそうするか」「医師はどうすると挿管しやすくなるのか」という点を具体的に解説
・自己心拍再開後の流れを確認
・次回の模擬コースに向けて、シナリオ訓練でのポイントをおさらい
その後は アドバンスのシナリオ訓練の予定でしたが、こちらの病院様のご状況に合わせて内容を少し変更。
まずは シナリオ訓練の前に具体的にセーブマンプロを患者さんに見立てて透析室で急変させ心肺蘇生を開始。「どのタイミングで移動を開始するのか」「どの場所で何の処置を加えるか」など 実際にベッドを現場から移動しながら、よりリアルな実践演習を行い、問題点の抽出を行いながら進めさせていただきました。
その後 残りの時間でシナリオ訓練を行い、ここでは前回のベーシックの訓練に加えて医師到着後の流れを入れ、4分おきのアドレナリン投与や具体的な挿管介助まで行っていただきました。
このように、弊社では 各病院・各現場の環境や状況に合わせて 講義や実技の内容を柔軟にアレンジして組み立て、「いざ!」という時にその現場の皆様にとってリアルに役立ち 実践できる内容を指導させていただいております。
一部 受講者のお声をご紹介します。
・挿管介助について、流れや物品だけでなく、体位の介助などを実践できたので現場で難渋してた時にやってみたいと思った。 また講義の酸素カヌラやリザーバーの実際の酸素投与量についても理解できたので、根拠を持って実践できると思いました。
・透析室での急変対応の流れや透析離脱から病棟への搬送の現状を把握できた事により、今後どのように急変対応をしていくべきかしっかり考えることができた。
・時間配分もちょうどよく、講義と演習どちらも楽しく学べてあっという間でした。ありがとうございました。
弊社では、病院・介護施設・クリニックの看護師様 メディカルスタッフ様向けに、「心肺蘇生ベーシックコース」「急変対応アドバンスコース」「心肺蘇生指導者養成コース」「シナリオ訓練コース」といった4つの基本コースをご用意しております。今回のように、各現場の環境や状況に合わせて 内容は柔軟にアレンジいたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。