心肺蘇生 指導者養成コース②(病院看護師様向け)
2024年1月30日 玄々堂君津病院様にて「心肺蘇生指導者養成コース」第二回目を開催いたしました。
>>第一回の開催の様子はこちら
受講者数がやや多く 第一回でシナリオ訓練が全員終わらなかったため、そこからのスタートとなりました。
まずはしっかりと全員にシナリオ訓練を行い 動きを確認していただきました。その後 前回の講義内容を振り返りながら、特に重要な点、指導しなければならない点を強調してお伝えしました。
若手 特に経験が少ない方に指導をする場合、すべての知識をただ相手に詰め込むのではなく、「どうしても伝えなければならないところ」「知っておいた方がよいところ」「余裕があれば知っておいて良いところ」これらを 指導者がきちんと分けて理解した上で指導する必要があります。これらの区別がつくように指導させていただきました。
またシナリオ訓練では 様々な状況設定をすることで、BLSとしてやらなければならないことは同じでも、その順番を考えていただくようにしました。例えば「突然倒れた人」と「すでに病室で心電図モニターがついていて急変した人」では、人工呼吸とAEDの順番が変わる可能性があります。優先順位を考えることはまた、蘇生の中でどうしても伝えなければならないことの理解にも役立ちます。
次回 もう一度シナリオ訓練を行い、全員がスムーズな対応ができることを確認した上で、メディカルスタッフ向けの模擬ベーシックコース開催にむけた準備をしてまいります。
以下 今回の受講者さまからのお声を一部ご紹介します。
・2回にわたるご指導、ありがとうございました。先生の優しいお人柄のおかげで、緊張はありましたが、有意義に講義を受けることができました。まだまだ自信が持てないため、追加講義があることを強く望みます
・今回もとてもわかりやすい講義、実技をありがとうございます。3回目がありましたらぜひよろしくお願い致します
・実際に指導する立場になるために、まずは自分自身が焦らず行動できるようにするためのスキルを身につける必要があると学ぶことができた。 先生から直接「何よりもまず心臓マッサージと人工呼吸とAEDが大切」という言葉をきけたことで、自信を持ってその三つの優先順位を考えながら行えるように動けるようになった。もちろん例によっては他の手技が第一優先になる例外もあるが、その部分も後輩たちに指導していけたらいいと思った。 先生の落ち着いた見本を見せていただけたことで、これまで学んだ心臓マッサージは止めてはいけないんだという固定観念をすこし緩和することができた
弊社では、病院・介護施設・クリニックの看護師様 メディカルスタッフ様向けに、「心肺蘇生ベーシックコース」「急変対応アドバンスコース」「心肺蘇生指導者養成コース」「シナリオ訓練コース」といった4つの基本コースをご用意しております。各現場の環境や状況に合わせて 内容は柔軟にアレンジいたしますので、お気軽にご相談いただければと思います。