2023年11月9日・10日・24日 3日間にわたり、医療法人社団晴山会 平山病院の看護師様向けに「シナリオ訓練コース」を開催しました。

人手不足の中、なかなか研修に時間を割くことができない、でもしっかりと急変対応は身につけてほしい、というご希望に合わせて、勤務時間内の1時間を使って、異なる部署から1名ずつ選出いただき（→こうすると 各病棟では業務にあまり大きな支障が出ずにすみます）、2-3名集まっていただいて 病院内の空いているベッドを用いてシナリオ訓練のみ行う、というコースを 弊社としてはじめて開催いたしました。

講義や実技訓練を全く行わずに いきなりシナリオ訓練となるため、ある程度経験をもった受講生を選抜していただいての開催です。限られた時間でしたが、1時間で 振り返りも含めて3-4回シナリオを回すことができました。最初は流れをうまく作ることができずに 必要な手技がスムーズに行われませんでしたが、回を重ねるごとにしっかりとした蘇生が行われるようになり、最終的にはしっかりとした達成感を味わっていただくことができたようです。

ある程度経験があるといっても、急変が日常的に起こるような病院ではないため、すでに手技の細かいところは忘れてしまっている方もいらっしゃったのですが、少し誘導・解説するだけで 簡単に修正いただけました。

ご参加者様からは

・マスクの当て方、胸骨圧迫のスピード、AEDの実際など発見、再確認できました。

・今まで、なんとなく曖昧にしていたことが 今日の研修を通してはっきりしたのでよかった。

・アンビューが漏れてしまうので 違う役を常に担当してしまっていたが、今回全ての役に ということでニガテを克服出来ました。

・病棟勤務での急変時の対応自体、頻度が高くないが故に、忘れてしまいがちな気がします。当たらなければそれに越したことはないですが、当たってしまったときに咄嗟に動けるか、優先順位をつけられるかで、その先が変わって来てしまうと思います。 今回教わったことを定期的に振り返って、いつでも動けるようにしたいと思います。

といったお声をいただくことができました。

手技の基礎から指導が必要なレベルの受講生にはお勧めしませんが、一度コースを受講いただいた方や 他のBLS講習を受講された方などには十分お勧めできるコースですし、多くの施設様で取り入れていただきやすいセミナーではないかと考えます。
内容などにつきましては、それぞれの施設様の環境やご状況に応じて、柔軟にアレンジさせていただきます。お気軽にご相談ください。

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