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会社案内

代表挨拶


株式会社 日本医療向上研究所   The Medical Improvement Lab
代表 貞廣 智仁   Tomohito Sadahiro
日本救急医学会専門医 指導医 / 日本集中治療医学会専門医

 

この度は 弊社ホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。
株式会社 日本医療向上研究所 代表 / 医師の貞廣智仁です。

私は 30年間救急の最前線に立ち続け、”救命”にこだわってまいりました。

その間 急変対応チーム (Rapid Response Team) の一員として 病棟急変の現場に駆けつける役割を担っており、さまざまな現場対応を経験しております。病棟に駆けつけた際には、経験不足からくる残念な対応を目にすることもありました。また 初療を担当した看護師さんからは 必ずと言っていいほど「何か対応に不備はなかったでしょうか?」という不安の声が聞かれました。また一旦急変が起こるとやむを得ないとはいえ 厳しい結果となることがあり、初療を担当した看護師さんは 自分の対応が適切だったかどうか確認するすべもなく 自問自答しながら苦しんでしまうこともあるようです。

日常的に重症患者を扱う部署と異なり 一般病棟や施設の看護師/介護士さんらが急変に自信を持って確実に対応するのは至難の業です。確実な対応に近づけるためには、日頃の訓練が欠かせません。この訓練の一つとして 各消防本部で開催されている救命講習や、日本赤十字社の赤十字救急法基礎講習などがありますが、医療知識のない一般の参加者さんも多いため、蘇生の手順を教えることが中心となっています。もちろん手順は重要ですが 残念ながらその手順で行う “理由” の説明が少ないのです。

一定の頻度で急変に関わる可能性のある看護師/介護士さんらが いざという時に自信を持って急変対応を行うには、単にこの手順を丸暗記するだけでなく、その “理由” を理解することが必要だと考えます。これにより 実際に起こるさまざまな状況においても 適切なアレンジをして対応できるようになるのです。実はこれをきちんと教えられる人材は極めて限られます。弊社のセミナーでは 20年以上に渡り医学生や研修医を指導しているベテラン救急専門/指導医が この “理由” をしっかり説明することで、これまで受講した授業や講習とは全く異なる視点で 蘇生の手技を学ぶことができます。

また 院内や介護施設 往診先など環境の違いにより急変に対応できる人数が異なり、そして 医師や救急隊員が現場に到着するまでの時間も異なるため、おのずと急変への対応法も変化するのが現実です。この環境の違いによる急変対応の変化に柔軟に対応していただくためには 画一的な蘇生実習ではその成果を得ることは難しく、前述の“理由”を理解するとともに 実習の内容をその職場環境に合わせたものにする必要があります。我々が開催する急変対応セミナーは さまざまな環境に合わせて専門家が適切なアレンジをすることが可能なのも特徴の一つです。

またここ数年で医療の労働環境は徐々に悪化していましたが、コロナ禍でこれが顕著になりました。その中でも看護師/介護士さんらの労働環境は特に過酷です。恒常的な人手不足の中で業務量は増えており、そしていつ起こるか分からない急変に対して ストレスや不安を抱えながら仕事をされています。この職場環境改善のために 救急医である私がお役に立てることを考えた時に、私のこれまでの経験を生かし 急変対応に自信を持っていただくことで 日常の勤務中の不安を少しでも軽減できるのではないかと考えました。急変対応に自信をつけてもらうことで、勤務中の「何かあったらどうしよう」という不安やストレスを少しでも軽減していただくことが、この急変対応セミナーの一番の狙いです。

いざ!という時に 大切な患者様やご入居者様を救うために、そして 各現場の看護師/介護士さんらのストレスを減らすために、私の30年間の経験がお役に立てるよう、ご提案させていただきます。

株式会社 日本医療向上研究所
代表取締役 / 医師 貞廣 智仁

経歴

1992年  3月   千葉大学医学部卒業
1992年  6月   千葉大学医学部附属病院 救急部・集中治療部 医員(研修医)
1993年  4月   東京警察病院 救急部・集中治療部
1994年  4月   川崎製鉄千葉病院 外科
1995年  4月   千葉大学医学部附属病院 救急部・集中治療部 医員
2000年  4月   君津中央病院 救急・集中治療科 病棟医長
2001年  4月   成田赤十字病院 救急・集中治療科 副部長
2004年  4月   米国Cedars-Sinai Medical Center 外科 研究員
2006年  4月   千葉大学医学部附属病院 救急部・集中治療部 助手
2006年10月   千葉大学医学部附属病院 救急部・集中治療部 講師
2012年  4月   東京女子医科大学八千代医療センター 救急科・集中治療部 准教授
2016年  8月   東京女子医科大学八千代医療センター 救命救急センター長
2022  4   成田赤十字病院 救急・集中治療科 診療部長

これまでの教育歴

客観的臨床能力試験 (OSCE) 救急ステーション責任者
蘇生トレーニングコース (ICLS) ディレクター
母体救命システム (J-MELS) インストラクター
外傷病院前救護コース (JPTEC) 世話人
千葉県消防学校 救急科応急処置各論 講師
第1回千葉県臨床研修指導医養成講習会 世話人
交通事故救命救急法教育講習会 講師
千葉大学教育改善を図る取組における教職員海外派遣支援プログラム採用
千葉大学教育プロジェクト経費事業特色ある教育方法・教材開発助成
日本看護協会救急看護学科「病態とケア(1)」講師    など

※協力:朝日航洋株式会社


急変が起こることに不安を感じている看護師様 介護士様が、勤務中のストレスや不安を解消でき
いざ!という時に患者様や入居者様を救えるよう 各現場に合わせた急変対応セミナーを開催しております